がん告知と認知症
宇都宮市で女性の健康をナビゲートする鍼灸マッサージ治療院 まんまる堂です。
生理不順 ・ 生理痛 ・ 不妊 ・ 妊活 ・ 妊娠期 ・ 産後 ・ 更年期以降をサポートします。
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4日間のお休みをいただき、ありがとうございました。
今回は、湯河原と都内の研修の日程が続いていました。
そのため、前半3日間の湯河原の研修の後に、いったん船橋の実家泊。
実家は、現在、父母と一緒に母の姉(つまりまんまる堂の伯母)の3人暮らし。
父は84歳。
数年前から認知症を患い、一週間のうち4日は施設に滞在しています。
伯母がいてくれるから、母が1人になることがないので安心していました。
そしたら、まあ、なんと・・・
今回、夜21時過ぎに実家に着いたら母から告げられたのが
「伯母さん、肺癌なんだって・・・・」
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伯母も父と同じ84歳。
5年前くらい前に、胸部大動脈解離が見つかり手術をしたことをきっかけに仕事を辞めて、まんまる堂実家に同居するようになりました。
そしてここ1~2年で「物忘れ」のレベルを超えて、「軽度の認知症」のような状態に。
日常生活は送れていますが、直近のことはなんでもかんでもすぐ忘れていきます。
その伯母が肺癌。
軽いと自分でも思いましたが、聞いた瞬間に出てきた言葉は「あら、まぁ」でした。
84歳という年齢。
いつ何が起きてもおかしくない、ずっとそう思っていましたから。
私が行く前の日に、医師から本人も告げられたそうです。
「ああ・・・ショックだろうなぁ」と思ったのですが・・・・。
それがですね。
「自分が肺癌と診察された」ということすら忘れてしまうんです。
語弊があるかとは思いますが、
「なんと幸せなことか・・・・」と思えてなりません。
まんまる堂自身は癌になった経験はありませんが、もし今、がんの告知をされたら、これからのことを考えて「死」を思って身がすくむだろうなと思うんです。
でも、伯母は自分が癌であることをすぐに忘れてしまう。
恐怖と向き合うことはありません。
とはいえ自分が癌だと聞かされるたびにに、毎回初めて聞かされたようなショックは受けてると思いますが・・・。
いま出ている症状は、癌があると推定される箇所の背部痛と軽い咳。
母とは、すぐに忘れてしまうとはいえ
「毎回毎回、癌と聞かされたときのショックを受ける必要ないね」
と話し合い、「加齢で肺が弱ってきている」から咳と痛みがでていると説明しようね、と言うことにしました。
翌7日の研修は午後から。
朝イチに病院に予約が入っているから詳しく状況を確認してほしいとの母と弟からの要請。
確かに、家族の中では私が聞くのが一番状況を把握できるだろうということで病院に同行。
部屋に入ると若い主治医の先生から胸部CT画像を見せられながら説明を受けました。
確かに一ヶ月前との比較で癌がかなり広がっている。
ああ、これは癌だよねぇ・・・と分かるレベルの画像でした。
肺がかなり弱っていること。(伯母は50代くらいまでかなりのハードスモーカーでした)
年齢的なことをあわせて考えて、積極的な治療はできませんとの説明。
このまま、痛み止めの薬で背部痛をコントロールしながら自宅で過ごせるようにしていきましょう、とのこと。
飲み薬でコントロールできなくなったら、点滴(たぶんモルヒネとかになるのかな?)でコントロールすることになり、もう家には帰れなくなる。できるだけ、薬で頑張っていきましょうね、と。
本人は薬を飲んだことすら忘れるので、薬が効いているのかは母が確認しなければなりません。
年齢なりには忘れっぽくなっている母ですから、それもなかなか大変な作業です。
でも、当の本人は診察が終わるとすぐに、なぜ病院に来たかも忘れます。
「忘れることができる」って、悪くないな・・・。
そんな気持ちになりました。
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先生の説明だと今日明日どうの、ということはなさそうです。
以前、患者様がご家族を亡くされた時に
「急逝ではなく、病があるということがわかっていたので周りに心の準備の時間をくれた」
と話してくださっていましたが、今自分自身がその状況になって、本当にそう思えます。
特に母には必要な時間です。
それぞれが小学生と中学生のときに両親(まんまる堂にとっての祖父母)を短期間に亡くし、中学を出てから、福岡から上京して2人で頑張ってきたので、とても絆が深い姉妹です。
母にとっては、これからの時間はしんどいけど、必要な時間だろうな・・・と。
2人が元気な時はほったらかしにしていられましたが、これからはそうはいきません。
鍼灸師だからこそ、できることもあるはずです。
少しでも長く家で過ごせるように伯母と母をサポートしたいと思います。
今後、場合によっては頂いたご予約に対して変更などをお願いするなどが出てくるかもしれません。
そのようなことがありましたら、大変申し訳ありませんがご協力どうぞよろしくお願いいたします。
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これだけ読むと、伯母がすごく体調悪そうに見えるかもしれませんが、足腰がすごく丈夫な人で全く腰も曲がってなくて。
スタスタ歩くので、黙っていたら病人にはとても見えない。
それが今の状態です。
まんまる堂自身は、ごく近い身内が癌になったと戸惑いはもちろんあるのですが、これからの経緯をしっかり見ていきたいという医療者としての視線もあって。
なんだか因果だな・・・と感じています。
これまで患者様から聞かせていただくお話でいろいろなことを学んだり、考えさえていただくきっかけをいただいています。
誰かの役に立つかもしれないので、家族からの目線、医療資格者としての目線で、できたら経過を報告していきますね。
1日(水): 10:00~11:00 1,500円 終了いたしました
22日(水): 10:00~11:30 1,800円
今月は 8、15、29日(水)はお休みです。
定員:最大4名
お申込みは下欄「ご予約・お申込みはこちらから」の連絡先にお願いいたします。
まんまる堂鍼灸治療院
栃木県宇都宮市若草5-2-15
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