勉強を続ける理由
宇都宮市で女性の健康をナビゲートする鍼灸マッサージ治療院 まんまる堂です。
生理不順 ・ 生理痛 ・ 不妊 ・ 妊活 ・ 妊娠期 ・ 産後 ・ 更年期以降をサポートします。
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今日はまんまる堂が嫌いなことを一つご紹介。
それは・・・
生半可な勉強で「診断」すること
です。
治療院の初診時に、少し長いお時間を頂いてお身体の状態を聞かせていただきます。
その際に、「医師」でない立場の方から「あなた、○○だね」と宣告?されている方がたくさんいらっしゃいます。
医療系の学校で学ぶと、これはもう口を酸っぱくして「医師以外は『診断』をしてはいけない」ということを学びます。
それぞれの状態を確定診断するには、いろいろな条件があることも学びます。
同じところに痛みや症状があっても、それがなんという疾患なのかは、更に検査や身体の他の状態を知らないと確定はできないのです。
この辺は医療系の教育を受けたか受けてないかにも関わるので、いわゆるリラクゼーション系の方はご存じない方もいらっしゃるのだとは思いますが、「診断」は法的にも医師の仕事です。
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なんでこんなことを書くかというと。
治療院にいらっしゃる患者様に、ご自身の身体の状態に関してその「医師ではない方」から言われたことを信じて
「自分はそういう状態なんだ」と思いこんでいる。
そういう方が少なくないからです。
そういう状態って?
ストレートネックは日常茶飯事的に出てきますね(笑)
あとは骨盤が歪んでいる、も、めっちゃ多いですね。
「骨盤がゆがむ」
細かい言葉尻をとらえる感じではありますが、それってどんな状態?
すごく便利な言葉のようで、起きているほとんどの身体の症状は「骨盤のゆがみ」が原因、と説明を受けている人もいたりします。
そういう方を詳しくみていくと、骨盤のゆがみうんぬんより神経的な問題があることを見逃されていたりすることもあったり、ね。
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東洋医学的な学びについてもそうですね。
東洋医学では、四診をもってして、証を立てます。
すごくわかりやすく言うと、4つの診断法(患者様を「見る」「聞く(聞く・嗅ぐ)」「触れる」「問診をする」)を用いて総合的に判断することで、どんな状態なのかを見極めます。
ちなみに、四診の中の「見る」だけで、『正しく』状態が見極められるのは「神医」と呼ばれるくらい優れた医師だけである、と中医学の古典に書かれています。
ちなみに四診すべてを使ってやっと状態を見極められるのは「凡医」とされ、平凡な・・ということですね。
もちろん、四診それぞれに意味があり、それぞれが患者様の状態を見極めるのにとても重要な手がかりになります。
でもまんまる堂自身は、残念なことに、確実に「神医」ではありません。
患者様のお顔や舌、お身体の動きを見せていただいて、状態の推測はできます。
でも、それだけで「確定」はできません。そして、逆に「問診」だけで「確定」することもしません。
どれもあくまで、手がかりの一つです。
東洋医学的な見立てをするときも、もちろんですが西洋医学の知識も並行して使います。
使えるもの、総動員します。
そして、それら手がかりを全部使って、お身体の状態を推測して、そして更に「原因」を推測します。
原因を解決するために治療をします。
まんまる堂自身は、証を立てる、という意味では、むしろ「凡」であることに望んでいます。
(望まなくても「凡」ですけど)
でも市井には「神医」がいっぱいいるようです。
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ちょっと勢いで書いているので、何が言いたいかボヤけてるかな。
医師(病院)ではない、東洋医学的も西洋医学的にも知識が足りていないだろう人に「確定的に」「診断」する人が結構いて、またそれを信じ込んでいる方が如何に多いか。
その「思い込んでいる」状態が、ときに治療の邪魔になることがあって、それに対して憤りをかんじることがあるということ。
もちろん上に書いた「神医」レベルの方が市井にはたくさんいらして、そういう「診断」をされているのかもしれませんけどね。
○○講座を完了しました・・・とかのレベルの「一般の人」に「診断」されて、「呪縛」を受けている人を見るにつけ、なんだかなぁと日々感じています。
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病院に行っても限られた時間での診断で、医師がゆっくり時間をとってくれることができない今の日本の医療制度では、医師に対して不信感をいただく方もたくさんいるのも知っています。
でも、医師になるまでにどれだけの勉強が必要か・・・・。
解剖学も生理学も疾病のことも知らない、週に一回で数ヶ月とか一年とか学んだレベルの「素人」の法的にアウトである「診断」を信じて、なんだかいろいろこじらせちゃってるのを見ると、ザワザワしちゃうんですよねぇ。
「医師」なら全員が素晴らしい人格者で、知識も豊富で・・・とも思っていません。
でも「思い」や「熱意」があれば、素人が何をやってもいいとも思っていません。
(そういう人が寄り添ってくれることで、状態が良くなることもあるけど・・・)
もちろんどちらを信じたいか、選ぶのはご本人の問題。
でも、ザワザワする。
これは、まんまる堂自身の問題なのかもしれないですね。
こういうことを書きながら、まんまる堂だって、医師ほどいろいろ勉強したわけではありません。
見立てが間違っていることもあるかもしれません。
でも自分自身の判断に自信が持てない時に、自分の力のなさを認めて、自分以外の人(主に他の医療機関)に委ねる判断はできる(できているはず)と思っています。
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少なくとも、完全ではない知識で患者様を「呪縛」しないでいられるよう、また日々勉強を続けなければ・・と思うのでした。
それがまんまる堂が勉強を続けるモチベーションの一つです。
少しずつでも、がんばります。
、
1日(水): 10:00~11:00
8日(水): 10:00~11:00
15日(水): 10:00~11:00
22日(水): 10:00~11:00全4回となります( 29日(水)はお休みの予定です)定員:最大4名
参加費:1,500円
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