「髪は血余」と栄養のはなし
宇都宮市で女性の健康をナビゲートする鍼灸マッサージ治療院 まんまる堂です。
生理不順 ・ 生理痛 ・ 不妊 ・ 妊活 ・ 妊娠期 ・ 産後 ・ 更年期以降をサポートします。
昨日、栄養療法の話を書きました。
その関連で患者様とお話ししていたら毛髪についての話題が出ました。
良い機会なので、そのことを東洋医学と絡めて書いてみたいと思います。
その患者様、
「栄養療法を始めてから、髪の調子がよいのです」
そう話してくださいました。
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「髪は血余(けつよ)」
東洋医学ではそう言います。
ここでいう「血(けつ)」とは 水穀の精微(飲食物から摂れる栄養のこと)から作られ、脈管の中を気(営気)とともに流れ、四肢・臓腑、器官を濡養し、それらの働きを助けるもののことをいいます。
(※濡養=身体に栄養を運び、潤すこと)
簡単に言ってしまえば、今でいう「血液」の働きとほぼ一緒ですよね。
東洋医学では「血」の状態をよくするために、まず何からやらやるかというと、「脾胃(ひい)」と呼ばれる消化器系の改善から手を付けます。
理由は、口から入れた飲食物を「水穀の精微」に変えるのは脾胃(消化器系)の働きだと考えられているからです。
昨日紹介した栄養療法でもまずにやるのは、消化器系の改善です。
どんなに良いものを食べたりサプリを飲んでも、消化吸収ができなければ、口から入れてそのままお尻から出すようなものですから・・・。
消化酵素を使ったり腸内細菌を摂って、いわゆる消化吸収の状態をよくします。
消化器系の調子を整えた後、栄養がある飲食物を食べれて消化吸収されれば、いわゆる血液で運べる栄養の質もよくなりますよね。
そして、身体を栄養して潤してなお余力があると「毛髪」の質の向上につながるわけです。
この血余という考えがすでに2千年近く前にあったというのがすごいと思いませんか?
ちなみに「毛髪」が関係が深い臓器は『腎』です。
薄毛や白髪の話はこちらからも紐解きます。
その話は、また機会があったら書きますね。
12日(木)から始まる中医学講座の五行説の『水』の中の『腎』の回で話をします。
ご興味お持ちくださった方いらしたら、ぜひご参加ください!
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