感じる身体をとりもどそう

宇都宮市で女性の健康をナビゲートする鍼灸マッサージ治療院 まんまる堂です。
生理不順 ・ 生理痛 ・ 不妊 ・ 妊活 ・ 妊娠期 ・ 産後 ・ 更年期以降をサポートします。

あかちゃん

こんにちは
まんまる堂です。

今日は『感じる力』のことを書きます。

*****

 

ガッチガチの肩こりでいらっしゃる患者様。
でもご本人はまったく肩こりがわからないとおっしゃる。

仰向けで寝た時に足の左右で開き具合がまったく違う患者様。
でもご本人はまったく左右差がわからないとおっしゃる。

これって、結構怖いことだと思うのです。


例えばですけど。
これが自然界の動物の世界だったら、日々食うか食われるかみたいなシチュエーションがあるわけです。

自分の身体に何かしら不調があると「逃げ損なう」=「死」みたいなことが起きます。
なので、野生の動物は自分たちの身体についてすごく敏感です。

人間では、まずそんなことは起きませんけどね。

このプリミティブな力。
生活が便利になっていく中で少しずつ失われてきているように感じています。



自分の身体の状態を認識する=脳が理解する

そのことで身体の変化が始まっていきます。
より良い方に脳が導こうと自律的に働くんですね。

そして、そのことで身体に変化が起きると、今度は精神にも変化が起きていきます。

わかりやすい身近な例で言えば、
身体が不調なときに前向きなスケジュールを組んだりできなくても
身体の調子がいいとスケジュールをみっちり入れても余裕でこなせたり、とかです。

身体だけでなく心まで変化していくんですよね。

 

メンタルが辛いときは、身体の方からアプローチして気持ちを上げていく事もできるのです。


ただし、言い換えれば
自分の身体を感じる力がないと変化が起きない(起こりづらい)とも言えます。

感じれない =  変化できない ということにもなり得るわけです。

少なくとも人間界で「食うか食われるか」とかないし、
身体がちょっとバランスが悪くても生活にはそれほど支障が起きない。

そうすると「感じる力」って落ちていくんですよね。

東洋医学講座でも話をすることがあるのですが、五臓とそれぞれ関与する臭いがあります。
それぞれの臓器に不調があるとこんな臭いがします、というもの。
でも、今それを言われてもピンとこないんです。

昔の人は臭いを嗅ぎ分けることで、
例えば食べれるものかどうかを判断する必要があって
いまよりも嗅覚が鋭かったから分かるのかもね、とそんな話をします。

これも「感じる力」ですよね。

内臓の調子もそうですが、たとえば腰が悪くなる、膝が悪くなる・・・
そんなことも感じる力があって、悪くなる以前に気がつくことができれば
そこまで悪くなることもない・・・という可能性もあるのです。

なんて偉そうに書いていますが、
まんまる堂も数年前までは全く自分の身体に意識を向けることがなかったのです。

かれこれ16年前。
出産したあとに、はっきりとでていた身体のシグナルを無視して、
「たいしたことないし、ま、勝手に治るだろう」とか思って放置したら
1年後、胆石で胆嚢を切除することになったりしていました(^o^;)
(最初に行ったお医者さんの対処も今思えば微妙だったんですけどね)


その「感じる」ことに意識を向けるきっかけになったのが
『からだで感じる解剖学』というStudio Pivot さんの講座です。
(残念ながら今は開催されていません)

 

通常、解剖学というと机上で正常の位置を学んでいくものがほとんどなのですが、
身体を動かしながら自分の身体に意識を向け、解剖学的な関節などの位置を
自分の身体で理解していくという講座。

いま治療院でやっている手技はここで学んだことをベースにしていることが
たくさんあります。

 


よく書いていますが、そこで出会ったのが、
Rue de Ryu  の龍さん とシューフィット神戸屋 の西村さん。

受講希望の人が集まると開講されるというこの講座。
ここで、この2人と一緒のタイミングで受講できる運の強さ
我ながらすごかったです。

メインの平山先生や原田先生だけでも豪華なのに、下着と靴のプロまでいる講座。
話がいい意味であっちにこっちにと飛んで学びの多い講座でした。

当時のまんまる堂には高額講座でしたが、毎回お腹いっぱいになって帰ってこれる講座でした。

1年間月1回で通うその講座で、自分の身体に意識を向けることを意識し始めた頃に
龍さんが「じゃ、来月、川島さんに合うブラを持ってきてあげるね」と私の胸の下あたりを
ぱふぱふと触れたのが、いまのフィッティング会の始まりでした。

 

まんまる堂。
実はそれまで太ってはいるけど、言ってもそれほど姿勢が悪いわけじゃないでしょ、とか
思っていました。

だけど、翌月龍さんが持ってきたブラを付けたときに
「なに、これ?」と驚くくらい楽ちんで呼吸がしやすくなったのを感じたんです。

そこまで約半年、身体で感じる力を少しずつ養ってきていたから余計に感じたのかもしれません。

もう何年も経って当たり前になりつつあって、ともすると忘れちゃうんだけど、
凄かったんですよね、あの楽さ

「あ、私、姿勢、悪かったんだ」と一瞬で身体で理解しました。

龍さんのブラをつけて、西村さんの説明通りの靴をはいて生活していたら
しばらくの間、患者様から

「なんか・・・やせたよね?」

と言われる時期が続きました。
(体重は大きくは変わらなかったんですけど・・・)

Studio Pivotの平山先生の言うところに無駄な筋トレ。
(姿勢などが悪くて、使わなくて良い筋肉を使って動いているから
その筋肉が無駄に発達してしまうこと)

それが
「姿勢が楽になること=正しい姿勢」に近づいたら減ってきて
不要な筋肉の発達が減ったのだと思います。

あのとき、「身体の感じる力」が以前のままだったら、
私は龍さんのブラの良さを感じられないくらい鈍かったと思います。

西村さんが教えてくれた方法で見つけた靴を履いても、それを楽だと感じられなかったかもしれません。


なんでこの話を書こうかと思ったかというと、フィッティング会にご参加の方の中に
たまにですが、はたから見て、はっきりとお身体が変化しているのがわかるのに、
ご自身ではそれに全く気づけない方がいらっしゃることを思い出したからです。


「身体の感じる力」を取り戻す

施術やご紹介しているRue de Ryu の下着でそんなお手伝いができるはず。

そんな想いで日々の施術や フィッティング会を開催しています。

どちらも「身体の感じる力」を取り戻すきっかけに利用していただけたら嬉しいです!
ぜひいらしてくださいね。

※次回のフィッティング会 :定例のものは来春予定です。
※※ミニフィッティング会はただいま11月くらいで検討中です。

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